『能楽』バトン

Santalさん(http://ansam.at.webry.info/)からご指名を受け、バトンデビュー。(笑)
お題は『能楽』ですね。

<ルール> 
◆廻してくれた人から貰った『指定』を『』の中に入れて答える事。 
◆また、廻す時、その人に指定する事 
◆最近思う『能楽』 
◆この『能楽』には感動!!!! 
◆直感的『能楽』 
◆好きな『能楽』 
◆嫌いな『能楽』 
◆この世に『能楽』がなかったら(いなかったら)・・・ 
◆次にまわす5名とお題


◆最近思う『能楽
・能と狂言(番組構成)のバランス。
・役者の技量のバランス。
・ものすごい個性的な役者たちが集まってるくせに、崩壊しない、求心力。
が、大事だな、て思います。


でも本当は、一つでも陶酔できる瞬間があれば、満足しちゃってます。(安っ?)


「お若いのに」と評価されうる最後の楽園。(笑)


◆この『能楽』には感動!!!!
『せぬひま』の第1回公演。(これが能にハマった決定打。なので『せぬひま』に対しては刷り込みに近い物があります。2回目、3回目も素晴らしかった。きっと次も、その次も・・・笑)
あと最近では狩野了一さんの『巴』、浅見真州さんの独演3番能での『融』、銕仙会追善能の連吟『百万』と銕之丞さんの『鸚鵡小町』。
感動というより「きゃ〜、すごい〜〜〜っ!」という感じです。(笑)


狂言方だと、茂山千作さん『姨捨』間語り、野村万作さん『柑子』『木六駄』『奈須与市語』、野村萬斎さん『三番叟』。
忘れられないのは、名古屋の野村又三郎家の3代披露公演、小三郎さんのご子息信朗君の初舞台『靱猿』。開幕直前に幕の内側から聞こえた泣き声・・・見所全体が、見守ろうという暖かい雰囲気になり、心地よかったです。身内の方々は真っ青でしたでしょうけどね。(ちなみに、片山九郎右衛門さんの舞囃子、万作さんの『奈須与市語』があったり、茂山千五郎家野村萬家、狂言共同社と、豪華な出演者ぞろいでした。)


◆直感的『能楽
たとえ気付いていなくても、絶対どこかで触れた事があって、ぞわぞわと心を動かされるもの。
血と肉に染み付いているもの。
日常と非日常の、ボーダーラインを曖昧にしてしまう、危ない世界。
美意識のカタマリ。
思う存分、妄想に浸る余地のある世界。


◆好きな『能楽
能楽堂へ行くようになって3年、そのうち最初の1年はもっぱら狂言
実はあまり色々観ていません。(汗)
ので、また観たいものを挙げてみます。
『翁』絶対これで1年を始めたい!あの粛々とした空気が好き。
道成寺』大仰な雰囲気がなんとも。実際、大変なんですけど。
『石橋』というか、『獅子』の囃子。これってば『せぬひま』の影響です。
『野守』『融』これも囃子がカッコよくて。物語としても好きですが。
『巴』男勝りな彼女に萌え〜(笑)。
う・・・鬘物がない・・・。(汗)
観た事なくて、プロットで気になっているのは『弱法師』『蝉丸』『卒塔婆小町』『江口』『定家』『井筒』『恋重荷(綾鼓)』『隅田川』『善知鳥』。


狂言だと、『三番叟(三)』『木六駄』『釣狐』『那須与一語』『靱猿』『宗論』『隠貍』『萩大名』『柑子』・・・結構いっぱいあって、これってば能との理解力の差?(汗)


実は「能」を見るよりも「仕舞」や「一調」といったエッセンスの方が好きかも・・・。
そういう区分で言うと(?)「囃子」が好き。
特に大鼓の音。
あの高い音とかけ声にノックダウンのクラクラです。(笑)


好きな役者を挙げるのは・・・やめておきます。(笑)


◆嫌いな『能楽
所作が雑だったり、安定していない(ように見える)役者。
メリハリなく勢いもない(ように感じられる)演者。
あちこちちぐはぐな構成の舞台。
けど何よりも、集中力に欠ける見所は嫌ですね。


◆この世に『能楽』がなかったら(いなかったら)・・・
もっと真面目に仕事(研究)してたかな。(ヲイヲイ)
もっと出不精になっていたのは確実。
もっとお行儀悪くて、おしゃれなんかもしてないだろう。(今してるかってーと、疑問ですが。)
けど結局、他の事に夢中になって、お金がたまらないのは同じ。(爆)


私個人のことでなく、社会現象として考えたならば。
あの小説も、あの映画も、あの絵も、存在しなかっただろう、なんて、とても恐い想像をしてしまった。
能楽』を代償できるような芸術って、ないから。
私の心の中の『何か』がシュワシュワとしぼんだようになってしまう。
その方が心安らかだったかもしれませんが。(世の中に耐えて○○のなかりせば・・・てやつです。)


◆次にまわす5名とお題
ブロガーの知り合いがほとんどおりませんので、うっかりこのページを見てしまった方、拾ってってください。(笑)