第2期短期能楽教室9回目

復習も予習もままならないうちにズンズン先へ進む・・・やばいっ。(汗)
自業自得ですけれども。(泣)


謡『土蜘蛛』
シテの一声「月清き。夜半とも見えず雲霧の。」からワキの中入りまで
今気づいたのですが、ここの[雲霧」って、「蜘蛛切」とかけてる?
自分(蜘蛛)を切ることになる刀の名を暗示しながら登場するなんて、大胆な。(笑)


「月清き〜」拍子合わずで、『鶴亀』での「亀は〜」と同じ雰囲気。
この期に及んで記号をちゃんと読み取れず、先生に「○○と同じ」と教えてもらう始末。イリマワシとか。クリとか。(そういえば、小さい頃習っていたピアノも、楽譜を読み取れず先生の手元を見て弾き方を覚えていたなぁ。成長してないっ。)
「誰(タレ)とも知らぬ」濁らない。
「その名は如何におぼつかなー・ァー」ツヨ吟でグッと上げる。
「蜘蛛のふるまひかねてよりー・ィー」「姿は蜘蛛の如くなるがー・ァー」同じく、ツヨ吟で。(ヨワ吟のような上下にならないよう注意。)ちょっと切るとメリハリ利いていいようです。
「形は消えて。失せにけり。形は消えて失せにけり」音の高さ注意。ジェットコースターのように上下。
・その後のワキと頼光のやり取りは、興奮気味に。(大騒ぎの後なので)
・頼光は病人だけれども、武士なので強く。語の前はちょっと間を取る。(能だと、正面へ向き直ったりする)
・頼光の語は、蜘蛛の話、剣の話など意識して雰囲気を変えると、ダレない。しっかり読み込んでおく。


仕舞『吉野天人』
いきなり「最後までやったっけ?」と先生の大ボケ発言・・・むしろ次のやろうと仰っていたのでは?
それとも究極のダメ出しだったりして?(苦笑)
1回通して舞ってチェック、その後もう1度。


・基本の型をしっかり。慣れてきて流し気味にならないよう注意。(サシコミヒラキとか、左右とか)
・大またで歩かない。きちんと腰が返ってない証拠です。
この期に及んであちこち型を忘れたり、ミスったりする始末。(汗)
だのに、やっぱり次回は新しいものをということになりました。
「間違えても、それを引きずらないように」と先生。
「堂々としてれば、見てる人(お稽古してない人)にはわからないから」と。(笑)


無謀にも 有難くももう1曲ということで『仕舞入門形附』を渡され、次回からは『紅葉狩』をお稽古することに。
先生曰く「絶世の美女。男を誑かす気持ちで。」だそうです。
こんな風だよと横に並んで途中まで教えてもらったのですが・・・・・・・エヘッ♪(←笑ってごまかす)
そもそも謡も知らないのですけども〜〜〜。


そして出ました、『お稽古解禁宣言』。(←勝手に命名
予定表にあるお稽古日、来れるだけ来てOK、むしろ来い!?という有難くも太っ腹なお達しです。
いやぁ、今回は早かったですね〜。
全部出れば、あと8回!(ワハハハハ)


2期生の方たちと一緒に『鶴亀』を謡いました。
自信を持って謡えるのって、気持ちいい♪