打掛リ

そうそう、見ました。
お正月恒例、早朝能楽TV放送。
元旦の朝7時から!


余談ですが、最初「お正月高齢」と変換され・・・ある意味能楽界の現状を表している・・・かも?(苦笑)


『翁 打掛リ』
昨年、横浜能楽堂で行なわれたものです。
シテは観世“スーパー尉”榮夫。
またの名をマスター・榮夫・ヨーダ!(笑)
あごひげのない、変わった面でしたね。
アップで、ちゃんと口が動くのも見えるのは、TVならでは。


さて、それよりも(と言うと失礼ですが)、大鼓の小書である“打掛リ”に興味深々でした。


へぇ〜。
ほぇ〜〜。
ええっ〜〜〜。
(↑おおげさ)


橋掛かりまで静々と歩いて行き、中腰で鼓をカマエて打ち始め、打ちながら舞台の正先まで歩いていったら、後ろ歩きで(!)下がって、大鼓方の本来の位置へ。
そのまま、何事もなかったかのように(笑)、床几に掛けました。
こうして誤魔化したのね・・・(笑)


にしても、歩きながら打つんですねぇ。
後ろ歩きというのも、びっくり。
ずっこけたりは・・・しないか。


2日の狂言、3日の喜多流の能と友枝昭代の仕舞、他事をしながらで、ちゃんと見られなかったのが残念。