単機能学 短期能楽教室10回目

蒸し暑いぞ〜。
そんな時は声を出してすっきり♪


謡『土蜘蛛』
後シテの一セイ「月清き」から地謡「力を得たる。ばかりなり」まで
半分は前回やったところですが、細かい指示を受けました。(テクニック的なことですが)
「身を苦しむる」は、「る」をマワスのではなく、「む」を少し引いて、「る」を少し突き上げて下げる。
「得たりやおうと罵る声に」リズムを整えるために、「や」の後にモチを入れる。ただし「やァ」とはならないように。
・ワキと頼光の語りは、状況と内容を理解して言葉にする。長くてダレやすいので注意。
「その時独武者進み出で」七五調では、頭をたっぷりしっかり、後半をたらたらっとハコブように謡って、リズムをつける。
「力を得たる。ばかりなり」「ばーかりーィなーアー・アーりーィー」


残りはほとんどオオノリだし、あと1回で終わるだろう、と先生。
確かに、そろそろ一通り終わって、仕上げにかからないと(復習レベルですが)まずい(汗)。


仕舞『吉野天人』
前回で終わったはずですが、2期生の謡のお稽古兼ねて舞うことに。
すっかり、次の曲をやる気で、頭の中からデータを消去していたので、焦りました。(苦笑)
一応、無事(?)できたものの・・・「考えながら」動いているのがバレバレとのこと。(汗)
動きや型を追うだけではなく、気持ちのかけ方も意識して舞うように。


そして、いよいよ新しい曲へ。
『紅葉狩』クセの部分。
「されば仏も戒めの〜人の心も白雲の立ちわづらへる気色かな」
まずは謡から。
音の上下が激しくて、面白い♪ということは、謡うのは難しいっ。(汗)
下手に記号(ゴマ点)を追うよりは、耳で覚えた方がいいかも。
あ、私は舞うんだった。
そもそも本見れません。(苦笑)


先生と並んで、型を教えてもらいました。
扇を広げず、閉じた状態でのスタート。
しーかーし!
「されば仏も戒めの」
たったこの一言が出ません!!(私の頭はどうなってるんだ?短期記憶も覚束無い。)
型自体は、これまでにやったもののばかりで、そんなに厄介な動線でもない・・・はず。
けーれーどーーー!(泣)


頑張りまっす。
目指せ、「男をたぶらかす美女」のフリ。