第2期短期能楽教室

やっぱり続けることにしました! (^ ^)v
あの舞台の緊張感が忘れられず。
何より、お稽古楽しいし♪


ということで、一部に好評の(?)お稽古メモも続行です。


 『橋弁慶』
最初の台詞の部分から、地謡の上歌「奇特なる者かな」まで。
・シテ=弁慶なので、力強く、威張って。そのために、2字目をしっかり突き上げる。
・トモはシテよりも少し軽めに。けれど、気を抜くということではないので、注意。調子を張って(音を高く)、口をパクパクして謡う。(テンポも少し速い)
・掛け合いの継ぎ目は、ちょっとゆるめて、相手に言葉を渡す感じで。
「御止り(オントマリ)あれかしと」のイントネーション注意。(棒読みで音を上げていく)
・ツヨ吟!!息の強弱で音を上下すること!


詞章をしっかり読んでなかったので、文字を追いながら、声を出していた状態・・・(汗)。
単語の意味を理解しないまま謡ってても、言い間違えてばかりで、これは節回し以前の問題ですね・・・反省。


今回も、お稽古用に先生の謡の入ったCD(非売品:笑)を用意してくれるとの事。
楽しみ♪(←単なるファンと化している)


仕舞 『吉野天人』
謡を知っている方がやりやすいだろう、ということで。(『橋弁慶』で長刀を振り回したいと、ちょっと期待してたのですが、残念:笑)
キリの部分「少女は幾度君が代を」から最後まで、一度謡ってから、実際の動きをお稽古しました。
その前に、仕舞の型を書いたものを渡されました・・・・・・・が、これを見ただけで出来るわけはなく。(プロは出来るのだろうか?)
けれど、記憶だけに頼るよりは、随分と助かります。


始まり方は、『鶴亀』の時と同じ。右足引いて座って、扇を広げる。
「少女は幾度君が代を」を謡って、地謡が始まると立ち上がり、「撫でし巌」で前に出て(左足から)、サシ込開き。
「春の花の」で両腕を広げ、左・右と後ろへさがりながら、扇を前へ(サス)。柱の方へ回りこんで、後ろを向いた辺りで扇を下げ、左足をカケテ、左手を上げながら、柱を向く(「舞い遊び」)
「飛び上がり」で左・右と拍子を踏む。
「飛び下る」で正面を向いて、左足を引いて座りながら扇は前へ(右手は握ったまま膝あたり)。
「げにも上なき」で立って、左へ回り込んで舞台中央へ、「治まる国の」で正面へ出てサシ込開き。
右の方(目付柱)を向いて、「雲の通路」で雲ノ扇。


・・・・・・もうちょっとあった気もするけれど、ここまでしか記憶にありません。(ちなみに、今回は録音失敗。)
「雲ノ扇」が初めての型で、そこで容量オーバーになっちゃいました。(笑)
扇を前に出した状態から、腕を広げて扇を外して、前に持ってくる(扇の面が自分と平行になるように)。左手は握ったまま、扇の中央に当てるように持って来る。扇と左手を胸の前まで引き寄せながら、左足を下げる。扇を斜め右上、左手を斜め下に広げながら、右・左と下がる。このときの足の動きは、サシ込開きと同じ。(そう言われると、分かりやすい・・・いや、結局上手く出来なかったけど)


ここまで、舞台の巡り方が『鶴亀』とよく似ているので、覚えやすい反面、型を間違えそうになります。
半年かけてお稽古した最初の仕舞なだけに、結構覚えているものです・・・早く忘れないとっ(笑)。
(・・・・どうでもいいのですが、「最初の仕舞(終い)」て、ちょっと変な表現?)


そうそう、第2期から参加した方のお稽古を見ていて、自分達も最初は声が出なかったな、とか、その節回し難しいんだよねぇ、なんて懐かしく思い出しました。
きっとそのうち気持ち良く歌えるはず!頑張ってください!(ちょっとだけ先輩面:笑)
今回は男性もいらっしゃるので、別々にお稽古をしていました。
先生ってば、お手本の声の調子(音の高さ)を変えてるんですよ!
今までは女性ばかりの稽古だったので気付かなかったのですが、これには驚きました。
さすが、プロ!(なんだかこればっかり)
更に、お仕舞の基本の型(カマエ・ハコビ・サシ込開き)を一緒にさせてもらったのですが・・・・・・久しぶりに腰やら肘やらに痛みが・・・・てことは、やっぱり最近はカマエが緩んでるってことですよね?(汗)
基本的なものは、家で少しずつ練習しないとっ、と、これまた反省。


よっしゃ、早速練習!
(・・・・やはり途中でわからなくなる・・・・・・ガーン)