役者の立場から

kazashi2006-11-20

なんと、サイン本♪
テアトル・ノウの時に手に入れました。(←思うツボ)


能へのいざない―能役者が伝える能のみかた

能へのいざない―能役者が伝える能のみかた


なかなか、楽しい本です。
写真も文章もみっちり、充実しています。
能役者が書いているだけあって、演じる時のコツとか気の入れ方、楽屋裏の注意点などにも触れられています。
帯には「能楽鑑賞入門」なんてありましたが、結構マニアックだと思うぞ。


様々の所作の、装束をつけたものと紋付袴での写真を並べて載せているのは、ありそうでなかった、ニクイ構成。(笑)
能舞台の説明ページには、「あらし窓」から舞台を見る味方玄・・・そのあらし窓から見える舞台には、扇を挙げた味方玄・・・(←狙ってる?)


「二曲三体図」が載っていたのも、個人的にタイムリー。
先日読んだ観世寿夫の本で触れられていたものの、どういうものかよく分からなかったのですが、こういうものか、と納得。
花の数が多いほうが、上位にある曲(?)なのだとか。


ホントに写真が多くて、文字だけなのは、味方健(玄の父上)の能の歴史について書かれた数ページのみ。
しかも写真のほとんどが、玄本人だというのだから、すごい。
もしかして、かなりのナルシスト?(←冗談です)
ちょっとした写真集状態かも。


そうそう、しずかちゃんとまどかちゃんは、小さい時から能会ごっこをしていたらしい。(笑)