絵本

kazashi2006-11-04

図書館で、コールデコット賞アメリカで出版された絵本画家に贈られる賞)の特集をしていました。
受賞作、次点作(ホーナー賞)と、その他さまざまの外国絵本が展示してありました。
外国の絵本て、絵や構図が大胆で、見ているだけで楽しいですよね。
原著と日本語訳本が並べてあって、見比べるのも面白い。
ほとんどの作品では、同じ装丁ですが、中には大きさの違うものもあるのです。
日本語の場合、横書きか縦書きかで、開く方向も違いますし。


仰天したのは、デイビット・ウィーズナーの『3びきのぶたたち』
木の家が吹き飛ばされるまでは、普通の『3びきのこぶた』と同じなのですが・・・そこから豚たちは絵本を飛び出してしまいます。
それって反則なんじゃぁ!?という展開に笑っちゃいます。
また、同じく『かようびのよる』も、うぎゃぎゃ〜〜〜(半泣)な、絵本でした。
どちらも、賞をとっている作品(順に2002、1992年)です。

3びきのぶたたち

3びきのぶたたち

かようびのよる

かようびのよる


印刷技術の差なのか、昔の本では原著と日本版で絵の発色度合いがかなり違うものもありました。
レオ・レオニスイミー、大好きな絵本の一つですが、原著の絵の美しさにびっくりしました。
もっとも、幼い頃はストーリーの快活さに満足して、絵はおまけとしてしか捉えていなかったせいもありますが、改めて見ると、とてもよく描かれているんですね。
機会があったら、是非原著を手にとってみてください。
(ちなみにこれは、受賞していません。)

Swimmy

Swimmy


コールデコット賞について詳しくは、
やまねこ翻訳クラブ
(トップ→資料室→文学賞受賞作リスト→コールデコット賞
検索していて見つけた、世界の児童文学を紹介するサイトです。
文学賞受賞作リストや、未邦訳のレビューなど、充実していています。