短期能楽教室6回目

今日の仕舞のお稽古は舞台を使って♪
それだけで緊張してしまい、言われたことを覚えていないような・・・(汗)
そんな、折り返し地点6回目のお稽古メモです!



『鶴亀』
・まず通して謡いながら、細かいところを注意。
・「池の汀の鶴亀は」:
・「亀は萬年の齢を経」:「かめ」の出だしを強く、低めに(次に高くなるので)
・「千代をや重ぬらん」の“ん”:ん→んー↑んー↓(低〜〜〜く)
・「千代の例の数々に」:(ツ)ちーーよーのーたーめーしの  *(ツ)はコミ
・「舞ひ給ふ」:まい↑たもォおォ→ォ→ォ↓(低〜〜〜く)
・「月宮殿の」:(ツ)げーーっきーうーでーんーのー
・「めでたけれ」:音はまっすぐ。下がらない。


「ノル」となっているところ(千代の例の数々に〜)、先生が拍子をつけてくれるのですが、一度リズムに乗ると謡いやすい、けれども最初のコミを外すとぐだぐだに。
(この拍子、裏打ちなんですよね〜。ジャズっぽい。)


『吉野天人』
・「吉野の奥を尋ねん」:よしのォ↑の↓お↑ォ↓くをォ↑たず↑ゥ↓ねん
・ワキ名ノリ:ヒラキの記号までは一息に、徐々に音を上げ、ヒラキで息継ぎ、その後は2字目を張って徐々に下げる。単語単語に変なアクセントをつけないように。
・ワキ道行「露も乱るる春雨の」:つー↑ゥ↓ゆもみだる→ゥ↓るはるさめの→↓
・「吉野の山に着きにけり」×2:2回目の「よしの」の出だしは下の音。図解説登場。
・音の上げ下げの難しいところ、謡うスピードが落ちてしまうので、注意。


この後、お仕舞のお稽古・・・なのに、恥ずかしながら、足が痺れたため、ちょっと休憩。
仕事帰りでジーンズ(それも細身)だったのが、敗因かと・・・。(汗)


仕舞
お舞台を使って♪
ドキドキです。
・すり足
折角だから、ということで、橋掛かりを使ってシテっぽく。
シテは、幕があいてから、右受け(右を向いて両手を広げ、正面向いて、手を下ろす)してから、出るのだそうです。(客席からは見えないのでしょうが、こんなことしてるんですね。)
その通りに、橋掛かりを歩いて、シテ柱のところで丸く回って正面へ、数歩歩いて差込ヒラキ、とやることに。
橋掛かりは、中央ではなく、右肩が中央にくるように(つまり、やや左に寄って)歩いているのだとか。帰りも同じく、右肩が中央になるように。なので、行きと帰りとは歩く場所が違います。
ちなみに、一つだけ中央を歩く曲・・・それは、『翁』。こういうところも特別なんですね。


・「差込ヒラキ」
・「左右」
・『鶴亀』の「カンニンカヨチョウ」のサスところまで。(これで8割位らしい。あともう一息!)


ただただ、舞台の上での稽古というのに興奮しちゃいました。
壁がない(遠い)ので、目線を遠くにもっていくのは、やりやすかった気もします。
・・・あれ?結局何かを「見てる」ということになっちゃう・・・??(汗)
ぼや〜っとした照明で、舞台が宙に浮いているみたいで、それでいてどこまでも歩いていきたくなる、不思議な感じがしました。