2006-09-18 火花 日記 帰り道。 黄昏時。 辺りはオレンジ色に染まり、空には黒い雲が低く、速く、流れていた。 カシャン。 曲がり角で、火花を見たと思った。 前を歩いているのは、スポーツバッグを肩にかけた、ひょろっとした少年。 高校生くらい? その足元から、また、火花が散った。 カシャン。 傘、だった。 金属の石突がアスファルトに打ち付けられ、光を発していた。 カシャン。 カシャン。 一体何があったんだい?少年。