コーヒーの飲み方

以前話題に出しました、実験材料にされている能楽師(笑)観世流の梅若猶彦氏による、能楽の解説本です。


能楽への招待 (岩波新書)

能楽への招待 (岩波新書)


タイトルにある「招待」をイコール「鑑賞入門書」と捉えてしまうと、ちょっと期待はずれかもしれません。
が、能楽師シテ方)の演技法というか、内面を知るには、非常に興味深い本です。
そして、能とは関係なく、読み物として、充分面白いです。
抽象的になりがちな「精神」というものを、目に見える形にしようと試みています。


まず、能楽師とパントマイムの達人では、コーヒーの飲み方はどう違うか、という問いかけが提示され、以降何度も繰り返し投げかけられます。
世阿弥の能論を挙げながら、シテの身体と精神の統合の重要性を述べつつ、上記の問いに答えを与えていきます。


もし、日常的にそんな事をしながらコーヒー飲むのなら、厄介な人だなぁ(笑)。
表象の些細な動きであっても、中身(精神)がぎっちり詰まっている、あんこたっぷりの鯛焼きのような人種?
(ああ、妙なコトを言ってます。)


こんなのもアリだなぁ、なんて、読めてしまいました。