第6回 條風会@喜多能楽堂
缶のワイン。
バブリーワインて書いてありました。(スパークリングワインのことか?)
味は・・・あんまり・・・・。(苦笑)
仕舞 『三輪』 狩野 了一 『烏頭』 内田 成信 能 『自然居士』 シテ(自然居士) 金子 敬一郎 子方(少年) 金子 天晟 ワキ(人商人) 宝生 欣哉 ワキ連(人商人) 舘田 善博 アイ(雲居寺門前の者) 山本 則孝 大鼓 柿原 弘和 小鼓 鵜澤 洋太郎 笛 一噌 隆之 狂言 『栗焼』 シテ(太郎冠者) 山本 泰太郎 アド(主) 遠藤 博義 仕舞 『浮船』 塩津 哲生 能 『融』 シテ(老翁・源融の霊) 友枝 雄人 ワキ(旅僧) 森 常好 アイ(所の者) 山本 則重 大鼓 國川 純 小鼓 成田 達志 太鼓 助川 治 笛 杉 信太郎 (地謡・後見は省略)
『自然居士』
自然居士が説法を行っていると、少年が小袖を携えて両親の追善を願う。そこへ人買いが現れ、少年を連れ去る。自然居士は少年が自分の身を売って小袖を布施として供えた事を知り、人買いの後を追って、少年を助けようとする。人買いは取り合わず、自然居士に芸をしろと言う。自然居士は言われるまま、曲舞を舞い、少年を取り戻す。
あれっ?少年なんですね。
観世流だと、少女なのですが・・・少年の方が、リアルな色気があるかも。(時代背景的に。あと自然居士との対比として)
そしてこの子方君、超可愛いいの♪
ポリポリ顔をかいたり、扇をプラプラ揺らしてんの。まだじっとしてられないお年頃なのかしら?(←褒められた事ではないのだろうが、それも許せるくらいの可愛さ)
欣哉がいつになく極悪人に見えました。
あとは・・・あんま覚えてません。
(言い訳すると、朝早いのと急いで詰め込んだ昼食の消化で、異常な眠気が・・・)
『栗焼』
栗を焼くよう言いつけられた太郎冠者、ついつい食べて、いつの間にかすべてなくなり・・・。
日本語って、豊かですねぇ〜。
擬音語、擬態語、オノマトペというやつ。
おいしそ〜う、でした。
ああ、栗食べたい・・・。
『融』
小書きなしの、ノーマル融。
お囃子方、良かったー♪(て、オイオイ)
笛の杉信太郎、前々から思ってたけど、すごい音量。
周りのおば様方が驚いてました。
舞の旋律が、ちょっと変ってて、耳馴染み良くて、楽しかった。
こういう、ガーッといく音、好きだなぁ。
そして小鼓の成田達志。
リンリンと鳴る声と、切れの良い音。
気持ちいいです。
(あ、関西コンビですね。と言っても、京都と大阪ですが)
で、シテですが。
友枝雄人って、可憐、だよね。(大の男に何て恥ずかしい表現をするんだろう、我ながら)
方眼紙みたいなイメージ、でもある。
または、エアメール用の便箋。広辞苑の紙。
規矩正しく、すっきりと、でも強い。
そんな立ち姿と舞は、好みというよりは、すごいなとか、上手いな、と思うのだけれど。
謡と声は、う〜ん、ちょっとタイプではない・・・かも。
前シテの老人の、鬱々とした想い、ジンときました。(『融』ってこんな暗かったっけ?と思ってしまった)
月の出る位置や、ワキの手をとって(笑)風景の説明をする方向が、他流で見たものとは違っていたような・・・?
あと、舞台正先ギリギリまで来て桶を垂らすのは、見ていて怖かったです・・・。
こんなに前シテをじっくり見たのは初めてかも。(←今更)
後シテって、かぐや姫だよねー。(月の都に帰るーとか言ってるし)
もっと、十三段とかで、乱れに乱れて舞って欲しいっ。という変な願望がっ。(笑)
仕舞は、『三輪』の狩野了一はご贔屓なので、目がハート状態。
『烏頭』は、地謡のポムポムした感じが小気味良くて・・・陰惨な詞章とのギャップで、面白かった。
『浮船』舞がちょっと、強すぎ・・・かも?