短期能楽教室14回目

本番前の最後のお稽古。(とうことは、お稽古自体最後・・・寂しい〜〜)
本番通りの役&地割で、番組順に通して行なう、リハーサル、申し合わせってとこで、舞台を使ってやりました。
今まで書いたものと重複するかもしれませんが、まとめます。


素謡
・ワキ、シテの分は見台が舞台上に用意されている。地謡は各自で持って出る。退出する時も、持って帰る。(ちなみに、組立式。ひょうたん柄が右にくるように)
・出る順番は、ワキ、シテ、地謡の番組の左に書いてある人から。
・座り方は、前列左(舞台から見て)からワキ、シテ、後列左から、地謡の番組左に書いてある人から(出て行った順番)。
・座ったら扇を横に。全員揃ったら扇を前に。本を開き、ワキから謡い始める。
・『鶴亀』では地謡もすぐ始まるので、最初から(ワキと同じタイミングで)扇を持つ。
・シテ、ワキは、地謡の部分を謡っても、休んでいても可。謡わない時は、扇を置く。
・3句前に袴から手を出し、2句前で扇を取り、1句前で扇の先を床につけ構える。
・終わったら、右膝をついて、左立膝で右を向く(地謡は見台を持って)。地謡右の人から帰る。(入ったのと逆順)
・歩くのは最短距離で。前の人の後ろについていくことはない。
・番組の右から3番目に書いてある人が中心(いわゆる地頭)になる。「ぴゃーっと声を出して」(by柴田先生)


仕舞
地謡の出方、並び方は同じ。(番組の左側の人から出、切戸口に近い方から座る)
・シテは扇を両手で持って出て、所定の位置へ。帰るときも、両手で扇を持って。
・仕舞は2人ずつ行ない、その間は、地謡の扇は前に置いたままで待つ。
地謡の帰るときは、右膝をついて左立膝で、左を向く(素謡とは逆向き。付く膝は同じだけど)。切戸から遠い人から帰る。(入ったのと逆順)
「間違えてもやり直しはないので、突き進むように」(by柴田先生)


仕舞で、いつも上手くいかない「千代萬世と〜」で、6足で後ろに回りこむところ、前に出るのではなく、右足を横向きに出すようにする。3足で完全に後ろを向き、6足目でカケテ、右足から5足でサシコミヒラキ。(・・・・頭じゃ分かってんですけど・・・)
あと、私の場合、歩くの(ハコビ)が早いのか、最後いつも謡よりも早くに終わってしまう。「君の齢も〜」でカザシ扇して方向転換、繰り返す「君の齢も〜」で、ぐる〜っと回るくらいのタイミングだといいようです。
直前アドバイスはこれくらい。(先生の顔は不安そうでしたが)
謡の方は・・・細かいことはもういいから(諦め?)、本番は自信を持って大きな声を出すように、とのことでした。


それにしても。
何回も謡っていると、段々声が辛く・・・お腹からじゃなく、喉で声を出してるって事でしょうか?
1人当たり『鶴亀』『吉野天人』の地謡、どちらかのシテかワキ、仕舞2つ分を謡うことになるのですが・・・最後まで続くかな?