第377回交友会@観世能楽堂

知人からチケットをもらい、急に行くことになりました。

舞囃子 班女
	浅見 重好	
大鼓	安福 光雄	
小鼓	観世 新九郎	
笛	寺井 宏明	

		
狂言 文荷		
太郎冠者	三宅 右近	
次郎冠者	三宅 右矩	
主	高澤 祐介	


能 		
シテ	木原 康之	
ワキ	村瀬 堤	
間	三宅 近成	
大鼓	安福 光雄	
小鼓	観世 新九郎	
太鼓	桜井 均	
笛	寺井 宏明

(地謡・後見は省略)


班女
ぬめ〜っとした印象の舞でした。
きれいなんだけど、長くて・・・舞囃子なのに沈没気味でした。
あ、この型は見たことあるぞ、次はこう動くだろう、というのが何となく分かるように。
お仕舞の稽古の成果・・・か?(笑)


文荷
主のラブレターを届けることになったタロ&ジロ。その相手が小人(少年)とあって、道々主の悪口を言いたい放題。とうとう、その文を読み、またもやボロクソに(字が下手だとか、キザな言葉だとか)けなして、笑いあううちに、手紙を破ってしまう。そこへ主が現れて、どう申し開きをするか!?


以前も見たはずなのに、あまり覚えてなかったです。(汗)
手紙が重い理由を、手紙の中に書かれた「富士」だとか「小石(恋しい)」が入っているからというのは、シャレた言葉遊びだよねぇ。
小・中学生の頃、男子がラブレターを回し読みしていたのを思い出してしまった。
う〜ん、相当恥ずかしいよねぇ。
教訓:ラブレターの字はきれいに書こう。(←違うっ)



今年3回目の融。
これまでの2回は十三段の小書付でした。
そのせいか?随分違う印象でした。(もちろん、シテにもよるのでしょうけど)
前場の汐汲のシーンで、桶をえいやっと投げ込んでいたり。
舞も袖をくるっと巻くのが多い・・・ような?
装束は、白い狩衣に、紫の指貫。
今までで一番バカ殿っぽかったです。(笑)
何やってんのあんた、て呆れちゃう感じ。


班女のおシテもそうでしたが、はっきりと遠くを見ていると分かる、もったいぶったような間が・・・あまり好みではないなぁ。
と、書きつつ・・・実は半分くらい眠っちゃってました。(汗)
『融』好きなんだけどな。


今回驚いたのは、人の少なさ・・・全員正面席に座れちゃうんじゃ?
全席自由だったので、脇や中正面に座ってる方もいましたが。
普通の個人の能会って、こんなものなのでしょうか?