着物の本
着物に関するエッセイを二つ。
- 作者: 群ようこ
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2002/09
- メディア: 単行本
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昔は普段着なんだから、という主張で、柔らかな着物ではなく、紬のしっかりしたものの方が好み、だとか。
どこで着物を買うか(呉服屋、デパート、インターネット)の遍歴や、和装小物(襦袢や帯留など)について思うところなど書いてあって、参考になります。
- 作者: 青木玉
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/05/19
- メディア: 単行本
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付け焼刃でなく、着物を普段着と捉えていた世代。
だからこそ、晴着としての着物を大事にしたいと、染め直したり、仕立て直したりのあれこれが丁寧に書かれています。
染色や機織、染み抜きなどの仕事場を見学し、その手間と技術に尊敬の念を抱き、そういった職人のエネルギーの注がれた「着物」を大事にしたい、と。
お母様(幸田文)の思い出と着物とがリンクしていて、言葉の端々に優しい気持ちが溢れています。
幸田文の「きもの」は続編を書く予定だったのが、他の事に取り紛れているうちに時期を逃してしまった・・・という話も。
適当に手に取って読んでみたのですが、対照的。
どちらも着物に対する愛着(執念?)はありますが、アプローチの仕方が、全然違うようですね。
写真も多くて、読みやすかったです。
着物の基礎知識と、着付けのまとめられた、手頃な本を探しているのですが、ご存知でしたらお教え下さい。