短期能楽教室4回目

秋晴れの爽やかな日。
朝から声を出して、身体を動かして、気持ちいい〜。(出来はともかくとして)
さて、忘れないうちに、メモメモ。


謡のお稽古
・『鶴亀』を最初から、謡って復習。
・声は遠くへ届けるように、明るく、はっきりと出す。(台詞部分も、どんな役も)
・節回しの細かい点の注意。(「君の恵みぞありがたき」に至っては、音程を図に描いて説明:苦笑)
「亀は萬年の〜」の2行は、難関部分とのことで、ここも図が用意されてました。(ありがとうございます)
  “イリマワシ”単独では、山2つ
  “クリ‐イリマワシ”では、山1つ (私の覚えの表現です。すみません)
 この2つはよく出て、混乱しやすいので、『鶴亀』を基本として覚えておくといい、とのこと。
「千代の例の数々に〜」は、これまでに習った「月宮殿の〜」とおなじ大ノリで。(謡いやすいっ)
・声を低〜〜〜〜〜〜く下げるところは、身体の力を抜いて。(能の「地取」もこんな風に出すらしい。あれ、超〜低音ですよねぇ。でもちゃんと聞こえるように、なんて、すごい。)
・最初から、途中ダメ出し受けつつ、最後まで一通り謡う。
・次から、『吉野天人』。(いいんですかっ:汗)


仕舞のお稽古
・カマエ、すり足のチェック。(腰を後ろにひきつけて、下腹出ないように。踵を押し出す感じ)
・サシ込ヒラキの復習。(肘から動かすように。)
・左右サシ込ヒラキ
・仕舞の動き 大小前〜6足でサシ込ヒラキ〜(右に回り込んで)角取リ〜(左回りで舞台中央へ)4足でサシ込ヒラキ〜足拍子〜サシ回シ〜(右回りで先の位置の後ろに8足で移動)5足でサシ込ヒラキ〜サシ
・ポジション注意。舞台を大きく使うように。
・気持(意識)を手のさすほうへ持っていく。


ああああ〜〜〜右と左がぐちゃぐちゃ。
足と手が混乱してくる〜。
ゴム人間だったら、からまってしまうぞっ。(笑)


余談ですが・・・
『鶴亀』、謡だけだと、15分位なのですが、能としてだと40分位になるのだそうです。
中之舞と楽が入るし、作り物の出し入れや、狂言口開などもあるので。
鶴は女性(長絹、小面)、亀は男性(狩衣、邯鄲男)だそうです。
頭にのせる冠の区別だけだと思ってました。