決着

ゲド戦記、やってますねぇ。
巷の噂では、超つまらないとか。(コホン)
その評価が映画としての出来なのか、物語自体に対してなのかは分かりませんが。
原作も好みが分かれそうな作品ですし。
(何せ暗い・・・長い・・・果てしない・・・という感じが付きまとうので)


久しぶりに読み直そうかと、図書館へ。
児童書のコーナーに置いてありますね、大抵。
そこで5作目を発見。


確か4巻に「最後の書」て書いてありませんでしたっけ?
てっきり完結したものだとばかり・・・。
4巻自体、その前から随分経っての出版だったはず。
しかも情報によると外伝まであるとか。(貸し出し中でしたが)


してやられた(笑)、と思いつつ、借りてきて読みました。


う〜〜〜〜ん。
消化不良。
いや、完結してる。
全てに決着をつけるべく書かれたという印象。
後の世代に繋げていく、世界を続けていくための、本。
その分、物語としての中心(求心力)を失ってしまったようにも思いました。
前作までの話をすっかり忘れているので、登場人物の背景がつかみきれず、言動の意味するものを見出せなかったというのもあります。
だから、消化不良、こちらの準備不足。


一から読み直して、再度挑戦するつもりです。
が、またゲドのあの過酷な旅に付き合うのかと思うと・・・苦しいなぁ。(どうしてそこまでして読むか?笑)
ファンタジーって、子供の時の方が楽に読めたのかも。