未熟者

大人になると、誰に、悩み事を相談するのだろう。


今みたいに。
両親からも、兄弟からも離れて暮らして。
同僚には、「友達」として話せない。
遠くにいる親友とのメールや電話のやり取りでは、正直になりすぎるか、見栄を張ってしまうかどちらかだ。


そもそも、私の場合。
他人に相談するといっても、ある程度自分の気持が固まっていて、それを確かめるために、整理するために話す場合の方が多い。
今の悩みも、そうなんだと思う。
まだ自分で見ていない、意識しないようにしているけれど。


自分で道を決めなければならないって、とても恐い、と今更ながらに思う。
進路の選択といったって、受験なんて、成績に応じた学校を選び、勉強するだけでよかった。
就職先の選択が出来なかったから、私は大学院へ進んでしまったようなものだ。


そして、途切れた、レール。
誰かがその先を継ぎ足してくれるわけじゃない。
自分で探し出さないと。
飛び石のように、やりたいことは見え隠れしている。
けれど、それを繋ぐ方法が分からない。
どれがベストか、分からない。
・・・最短距離をとる必要はないけれど、間違った選択をしたくはない。


なんだか、甘えたままの、未熟な大人になってしまったようです。