大胆

行ってきました。


東京国立博物館の「プライス・コレクション 『若忠と江戸絵画』展」
東京国立博物館


前々から行こうと思っていたところへ、先日テレビで伊東若忠の特集があったので、危機感を感じつつも、金曜の夜なら空いているかとの浅知恵・・・は、裏切られて混んでいましたが。


伊東若忠。
実はこの展示会で初めて知ったのですが・・・。
カッコイイ!
大胆な構図。
思い切った筆致と、緻密さの同居。
鮮やかで、飛び出してくるような色使い。
意識を捉えて、引きずり込まれるような、躍動感。


江戸時代のものだなんて信じられない、斬新な作品群でした。
鶴の屏風が一番気に入ったなぁ。


琳派の屏風展示の方法が興味深かった。
照明の明るさ、色を変えることでどう見えるか、と実演していて。
金箔を貼った屏風て、白い光ではのっぺらと輝くだけだけれど、オレンジ色の照明(蝋燭の明かり)で見ると、とたんに生き生きとしだすもののようです。
内側から発光しだすように、深みと、立体感が出ました。
芸術と生活が結びついた、日本文化の豊かさですね。