阿鼻叫喚

その時、少年の消えたドアの向こうから、耳をつんざく悲鳴が聞こえた。
あまりに悲痛な叫び声に、子供たちの顔は恐怖に凍りついた。
静まり返るロビー。
泣き声は高く、低く、波のように奥の部屋から聞こえてくる。
何度目かの絶叫の後、ぽっかりと静寂が訪れた。


―次は、誰の番か。
子供たちはちらちらと互いを見合った。


―次は、自分なのではないか。
そしてドアを。
そこから聞こえる、自分を呼ぶ声を、待った。


緊張感は徐々に密度を増し、視線さえ動かす事が出来ないと思えた時、空気が動いた。
ドアを開け、立っていたのは、茫漠とした顔の少年。
何かを失ったように。
誰かに奪われたように。
その目は何も見ず、その口からは、もう叫び声は出てこない。


そう、少年は、確かに奪われたのだ。
あの白衣の男に。


・・・耳垢を(爆)


すんません、こんなおバカな、なんちゃって恐怖小説もどきを読ませてしまいまして。(笑)
耳鼻科へ行ったら、これでもか、てくらいの泣き声が聞こえて・・・その時は笑っちゃいましたけどね。
小学生低学年くらいかな?(もっと小さいのかな?)
耳鼻科って、子供ばっかりで、しかもことごとく泣いてるから、一体何やってるんだろうと思ったら。
耳垢が溜まって、その掃除が痛いんだそうです。
出てくるとけろっとしてたんですけどね。

けど、そんなになるまで放っておくなよ、と思っちゃったりもします。
今時の子って、耳掃除しないのかな?
お母さんにしてもらったりしないのかな?
膝枕が気持ち良くて、好きだったけどなぁ。


あ、私自身の、例の、出血大サービス(但し鼻血)は、終了です。
やっと治まって、安心。
と、気を抜いて、強く鼻をかんだりするとまた傷つきそうなので、しばらくは穏やかな生活を心がけないと、ですが。