ズレた観光案内

先日の京都、我ながら妙な旅行者でした。


まず。
朝の5時半に京都駅に落とされ・・・6時にマックが開くのを待ちました。(同類が結構いたのです、それが。)
寝不足の胃にはきついなぁ、と思いながらハッシュドポテトをかじり。
意外にも込んできたので、長居もできず、移動することに。


目的地は・・・銭湯!
お・ふ・ろ、です。


出発前、一度帰宅してから食事と入浴を済ませていたのですが、バスで疲れるだろうというのを予想し、予めネットで調べておいたのです。
土曜日に朝風呂のあるところ。
それが、なかなかなくて・・・が、京都駅から歩いて10分くらいのところに一軒、7時から営業しているところを見つけました。
HPの超・簡略化された地図を頼りに(笑)、朝かつ雨の中、時間もあるので、徒歩移動。
迷うことなく、すぐ見つかったのですが、とても分かりにくい所にありました。
この路地がくさい、と覗き込んだらラッキーにも発見、という感じ。


銭湯の割には(偏見?)、とてもきれいで、広くて、快適でした。
朝風呂って、気持ちいですよね!
またもや意外にも、結構先客がいました。(5、6人ですが)
当然、ローカルなご婦人方ばかりです。
お風呂に入るということで、それなりの大荷物(タオルとか着替えとか)を持っていたのですが・・・地元の方にはとても不審に見えたことでしょう。
出てからしっかりメイク始めるし。(珍しいものを見るような視線を感じました。)


出てきたら、9時過ぎ。
(2時間も入っていたのか!?)
またもや、歩き始めました。
銭湯は五条の辺りだったのですが、ひたすら北上して・・・途中の神社とかのぞいたりして・・・金剛能楽堂へ。


金剛流は、京都に本拠地を持つ唯一の流派です。
その金剛能楽堂が数年前に新築され、とてもきれいだという噂を聞いていたので、一度見てみたかったのです。
できるなら、能を見たかったのですが、事前調査によると催しはなく・・・。
それでも中をのぞいてみると、お素人会があるとのこと。
早速潜り込んで(朝イチなので人がいない・・・)、隅っこに座りました。


う〜〜ん、きれいでした。
座席がゆったり作ってあって、見やすいように傾斜がついています。
御簾席というのも、なかなかリラックスできて良い雰囲気。
見所はピカピカ、新しいのに、鏡板はとても古く・・・舞台そのものは、以前のものをそっくり移築したのでしょうね。
素敵でした。


素謡を一曲聴いて、次なる地へ。
今度は地下鉄で京都観世会館へ。
・・・後は、、先日書いたとおりです。


京都へ行って、能楽堂をハシゴ・・・それもお素人会・能公演・ワークショップと、盛り沢山。(笑)
いやぁ、良い旅でした。
皆様もぜひ、ご参考になさってください。