京舞

井上八千代さんが教えている京舞のおさらい会を見学しました。
お弟子さんを数人、最後に能の番外仕舞にあたる、先生方の舞を見ました。


着流しで、あんなにサバサバ動けるのが不思議。
しゃがんだり、ひょいひょい足をあげたり。
足を投げ出して座る、色っぽいポーズもあったり。
手の動きがまろやかで、指先からつつっと色気が零れ落ちていくようでした。
いいなぁ、きれいで・・・と、妙な事を思ってしまった。


「山姥」というのが面白かったです。
唄の文句でも、型でも、能から来たんだろう、というのがたくさんありました。


最後に井上八千代さんだったのですが、はっきり言って別物です!
それまでの数人の先生格の人からも、一気にレベルが跳ね上がりました。
凛と涼やかな空気をまとっていたように見えました。
男を意識した色気ではなく、女であることの自信に満ちたカッコよさ。
素敵でした。